着火性燃焼性試験サービス |
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IP541/06での評価方法
Fig.1 燃焼カーブ
Fig.2 熱発生率曲線
FCAでの重油や軽質油試験サービスの際は上記の測定方法に沿って燃焼データーを報告書として提出いたします。 Ver4を使用しての重油や軽質油、BDF等の特殊燃料のセタン価測定や燃焼試験も行っています。
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評価方法 |
FCAやFIA100による試験で明らかになる燃焼特性
1). 着火性(セタン価 DCN) ディーゼル燃料の着火性は、一般的にはセタン価で表示されます。セタン価の測定には特殊なエンジン(CFRエンジンと呼ばれるもの)が使用されます。 FIAで測定されるセタン価とCFRエンジンで測定されるセタン価は、ほぼ等しい値であることがこれまでの試験結果から明らかになっています。FIA100の試験では、図に示されるような着火遅れ時間IDとして表示されます。セタン価の計測については、IP541/06に定められた調整を行い調整されたFCAを用いて測定することができます。また、試験燃料の着火遅れ時間と標準燃料の着火遅れ時間を比較することによって試験燃料のセタン価を求めることが出来ます。 2). 燃焼性 燃料の燃焼性は、FIA100による試験では噴射始めから燃焼終わりの90%までの時間(EMC全燃焼期間)で表しています。一般的に燃焼時間が長くなると輝炎が発生し燃焼室壁を加熱するのでライナーの潤滑障害を発生させる危険があります。また、燃焼後半に行われる再燃焼が阻害されスモーク、NOx, 粒状物質などの排出量が多くなります。 3). 後燃え期間 燃焼で非常に重要な意味を持つのが燃焼の後燃え期間です。FIAの試験では後燃え期間とは、次のように定義しています。全燃焼期間(EMC)から燃焼終わり(EC)までの時間を後燃え期間としている。これが長いと燃焼火炎が長い時間燃焼室内に存在しライナー表面を加熱するために潤滑障害の原因ともなる。また、スモークの増加、粒子状物質の排出量の増加の要因ともなる。 4). 燃料の適性 FIA100による試験結果から、その燃料の適性が判断できる。これまでの経験から判断して、その燃料が利用できるエンジンの回転速度、大きさ等が判定できます。 5). ダンベル・フューエルの判定 ブレンド燃料の場合、極端に燃焼特性の違うストックをブレンドした場合には、その特徴が燃焼特性に現れます。 6). 発熱量 燃料間の発熱量の比較が出来きます。 |
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